R高生観察日記

2025年4月通信制高校入学予定。第一志望は角川ドワンゴ学園R高等学校

はじめまして -R高1期生の入学に向けてスタートした日-

わが家の中3生がこのたび志望校調査の書類を記入しました。「第一志望:角川ドワンゴ学園R高等学校」と書いて提出しました。

よほどのヘマしない限り受かると思うので第二志望以下は空欄です。保護者がサインする必要があったので、あぁ、これで決まりだなぁー、なんてちょっぴり感慨にふけりながら記入しました。

まだ出願手続きや書類選考などもありますし、どのコースにするかも未定です。ただこれまで1年以上かけて検討してN高系列の高校にしようと決めたので、わが家の進路希望としてはほぼ決定になりそうです。来週の担任との三者面談、なんて言われるんだろう。ドキドキ。(いや多分あっさり終わると思われる)

 

R高開校、正式発表

 

角川ドワンゴ学園の通信制高校3校目となる「R高等学校」開校の正式発表があったのは2024年6月26日のことでした。本校所在地の桐生市長はともかく、群馬県の山本一太知事まで会見の場に居並ぶという力の入りよう。これからN高系列にお世話になろうという身としては、あまりに大々的すぎて圧倒されちょいビビります。

3校目ができるという話は以前からネット記事などで読んでいたので知ってはいました。ただ本人はこの時点でつくばのS高に行くつもりだったので、母としては系列校が増えてよかったねーくらいの感じで眺めてたのです。まさかその数日後、寝る前にふと母が発した言葉がきっかけでコロっと桐生のR高に変わってしまうとは……。

ちなみにNの次がSだし、文化祭が「磁石祭」というくらいだし、次は絶対WかEだろうと思ってたのですが……。「イー高」はともかく「ダブリュー高」は言いにくいから略すなら「ダブ高」? みんな留年しそうだな? なんて思っていたらまさかの「R」。思いっきりハズれて肩透かしをくらいました(どうでもいい)。

 

「(仮称)第3N高等学校」開校までのあゆみ

 

この「R高等学校」、正式発表までは名前がわからなかったので世間では「第三N高(仮)」的な名前で呼ばれてました。ただ角川ドワンゴ学園自体が進捗についてなにか発信するということはほとんどなかったんじゃないかな。開校に向けて群馬県や桐生市の動きがあるたび、上毛新聞や桐生タイムスといった地方メディアが取りあげ、関係者や生徒さんなどがSNSなどで話題にするという程度でした。

 

最初に「第三N高(仮)」の名前が公式に出たのは2021年8月11日のこと。閉校になった桐生女子高等学校の跡地を利用する事業者として、角川ドワンゴ学園の名前が浮上したのでした。群馬県の公式サイトに記録が残っています。

 

そして半年ほど経つと「開校が遅れる」という情報が。新型コロナウイルスの流行の影響を受け、万全な状態で開校したい……というような理由だったみたいです。

 

ただ開校計画の時点で新型コロナウイルスの影響は分かっていたことですしねぇ。N高とS高の定員は各2万人なので、3校目が必要になるのは4万人を超えそうになったときです。それに遠く及ばない見込みであれば急いで開校する必要はありません。N高開校当時はかなり派手な集客目標をぶち上げていた記憶もあるし、もしかしたら思ったより生徒数の増加ペースが緩やかだったからかもしれないなぁと意地悪な見方もしてしまいます。

思ったより生徒が増えていかなかった件は川上量生氏があちこちでボヤいていたイメージですが、とりあえず2020年のインタビューでの発言が見つかったので載せときます。

N高の生徒数は、初年度から1万人くらいいくと思っていました。ですが、実際に1万人を超えるのには4年かかりました。今の規模(1万5000人)になるには2年で十分、と思っていたんですが、実際には5年かかりました。

 

やがて「第三N高(仮)」開校は2025年4月と決まりました。実はこの開校日、系列の「ZEN大学」開校のタイミングと同じです。新設大学の設立が華々しくアピールされる一方で、3つめとなる高校の開校準備は実にひっそりと行われていたようです(笑)。

ちなみに2023年になると桐生市のサイトでも「(仮称)第3N高等学校」という名称が使われているのが確認できます。校庭や体育館を災害時の避難場所として利用する協定が結ばれたそうで。開校が2年も延期になったなら、しばらく工事も止まっちゃって人の出入りもなかったかもですね。

 

2023年9月になると開校までの詳しいスケジュールが出されました。桐生タイムスが運営している「みんなの学校新聞」より引用。桐生市議会決算特別委員会での発言のようです。さすが地元ローカル紙、情報が詳しい。

森広一特命推進室長は「ドワンゴ学園から示されているスケジュールでは、25年4月の開校に向け今年8月から校舎の改修工事が行われている。改修工事期間は24年8月末まで。その後、同年11月ごろまでに什器(じゅうき)や備品などの搬入を行う。事務手続きについては、24年9月に学校の設置申請、同年11月の私学審議会による現地視察を経て設置申請が承認されれば、25年3月に最終認可される予定となっている。また、開校にあたり、生徒の募集期間を設ける必要があり、24年7月ごろには開校の準備の予告について広く周知すると聞いている」と答弁した。

 

2024年7月現在、改修工事のまっただ中といったところ? もともと高校だったので、そこまで大掛かりな改造も必要なさそうな気はします。秋になると内装工事や什器の搬入をして、お偉いさんが視察に来たあと認可がおりるという流れみたいで。着々と準備がすすんでいきますね。

 

いろんな選択、あるじゃん。