R高生観察日記

2025年度に通信制高校へ入学したわが子を観察中

N高グループを選ばなかった3つの理由。

わが家の中3生は、2027年4月に通信制高校に入学予定です。すでに通学先のサポートキャンパスからは受け入れの承諾をいただいており、事実上の内定といったところでしょうかね。

ここで「あれ?おたくのお子さん、高2だったのでは?」と思われた方は、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。そう、今回は2学年違いの別の子どものお話です。

わが家はこれまでの高2生の経験を通じて、通信制高校の学び方や柔軟な通学スタイルに大きなメリットがあることを実感してきました。それもあって、中3生も同様に「私立の広域通信制高校に在籍して、キャンパスに週数日通う」というスタイルを取ることになりました。

だいたいの仕組みはわかっているので話は早く、中2の秋から見学や体験をスタートし、中3のGW明けには志望校を決定していました。選んだ学校はN高グループではありませんが、それぞれの子どもが自分に合った環境を選び取った結果ということで、親としてはその選択を心から誇りに思います。

この時期、通信制高校を検討している中3保護者のなかには「選択肢が多すぎて、どう選んだらいいのか迷ってしまって…」という方もいらっしゃるかもしれません。参考までにわが家の経験を通じて、決め手になったポイントを3つほど挙げておきます。

 

 

スクーリング開催場所

通信制高校にはスクーリング(対面授業)があります。これは文部科学省が卒業要件として定めているもので、どんな事情があろうが避けて通ることはできません。学校によって年に数日とか、月に数日とか、週1日決まった曜日に行くとか、いろいろなパターンがあります。山間部や離島で宿泊スクーリングをする学校もあるみたいですね。

N高グループは「年に数日」タイプです。最低限の単位を取る場合、朝から夕方まで授業を受ける3日間の集中スクーリングを年2回というスタイルになります。全国各地に生徒がいるのに開催場所が限られているから、遠方だとちょっと大変かもしれません。うちの高2生は、埼玉県の「ところざわサクラタウンキャンパス」まで行ってます。ここが、まぁ遠い……。朝早く家を出なきゃいけないし、武蔵野線はしょっちゅう止まるしで、毎回ヒヤヒヤしております(笑)。

一方で中3生が選んだ学校では、通学先のサポートキャンパスでスクーリングも受けられる仕組みになっています。本校の先生がキャンパスを巡回して授業を行っているそうで、時間割のなかから自分で選択して出席します。週2日ほど学校に出向けば、単位に必要な授業数は満たせるということでした。

どっちにしろ、家から近ければそれがベストなんでしょうけどね。わが家の立地が不便なもので、どこの学校を選んでもそれなりに距離はあります。(中3生が選んだ高校のキャンパスは、高2生の通うN高キャンパスと比べて倍以上の距離があります…。)ただ本人的にははるばる東所沢まで行くのは考えられないという感じもあって、「スクーリングのためにわざわざ別の場所へ行かなくていい」というポイントにはかなり惹かれていたようです。

 

レポートの学習スタイル

 

 

N高グループのレポートは動画視聴をして問題を解き、オンラインで課題を提出します。基本的にすべてがネットで完結します。

一方で中3生が選んだ通信制高校は、いろんなことが驚愕するほどアナログです。学習スタイルも例外ではなく、昔ながらのプリント方式。紙に手書きで記入して、サポートキャンパスに置いてあるカゴに提出します。それを職員さんが本校宛てにFAXで送信するらしいです。ふぁ、ふぁふぁ、FAXて!!!

……とはいえ、プリントを使うというのは小中学校でおなじみのやり方です。「学習スタイルがこれまでと変わらない」というのは、本人なりの安心材料になったようです。1回分のレポートはA4サイズのプリントが4枚分だそうで、慣れてくると1時間もかからないという話でした。

動画視聴して、解答を入力して……と繰り返すN高グループのレポート方式は、長いと1回あたり5時間くらい食われます。ひたすら動画再生している時間を、むしろストレスと感じる生徒もいるかもしれません。デジタルであろうがアナログであろうが、その子に合った方法であればそれが最適ですね。

ちなみにそんなアナログな学校ですが、今年度の受験生から入学手続きを「Web出願」に移行するそうです。少しずつ時代の変化に合わせて、デジタル方式も取り入れていくのかなと思いました。もしかしたら在学中に学習スタイルが変わることもあるのかな……?

 

通学キャンパスでのカリキュラム

わが家の高2生は、N高リアルキャンパスに週3日通学しています。そこで行われているのは高校の単位修得とは関わりのないカリキュラムです。特に週5・週3はグループディスカッションとかプレゼンとか、デジタル系の制作とか、そういう活動をじっくり楽しめる子向きかなと思います。

まぁ、N高といえば起業とか投資とかが有名なイメージですしね。「商品企画を話し合って発表する」とか「地域の特産品アピール方法を考える」とか、そういう資本主義の権化(笑)みたいなテーマが多いなという印象です。そもそも興味ないっていう子もいるだろうし、合う合わないがはっきりあると思います。

一方で今回中3生が選んだ通信制高校の場合、サポートキャンパスで行われるのは前述のとおり「スクーリング」です。国語とか数学とか英語とか、単位修得に直結する授業を受けます。ただ自分で時間を選んで出席するので、いつも同じメンバーがいるわけじゃありません。そのためか生徒たちの交流を促す「レクリエーション」の機会が多く設けられています。

各回参加自由で、お菓子作りやゲーム大会、近隣の文化施設やアミューズメント施設へのお出かけ、バーベキューや観劇などなど……。月に数回、何かしらの企画があるようでした。クラスもないし、みんなで一緒に!という雰囲気は全くないけれど、レクリエーションを楽しみながらゆるく繋がれる校風でしょうかね。少人数制のキャンパスなので、校名を出せないのが残念です(あっという間に身バレしそう)。

というわけで同じ「私立の広域通信制高校」でも、まったく違うのが伝わったかなと思います。何かしらの参考になれば幸いです。