R高生観察日記

2025年度に通信制高校へ入学したわが子を観察中

【N高通学コース】いざ、三者面談へ(2)メンターさんとご対面(高1・8月)

わが家の高1はこの春、角川ドワンゴ学園R高等学校に入学しました。通学コース(週3)ではN高・S高・R高の在籍校は関係なく、「N高グループの生徒」として最寄りのキャンパスで一緒に活動しています。

そんななか夏休み期間を利用して三者面談が行われました。保護者と生徒、通学コースの担当メンターさん(いわゆる「担任の先生」にあたる人)との3人がそろい踏みです。そういえば4月初めの「通学コース新入生歓迎式」でメンターさんが言ってた記憶がありますよ。「次に保護者のみなさんにお会いするのは、夏休みの三者面談です」って。

というわけで、前回の記事の続きです。

 

 

面談枠は30分+延長アリ

三者面談は30分間となっていました。ただ親子そろって担当メンターさんにのほほんと質問や雑談をさせてもらった結果、時間はかなり延びました。その後の時間に他の予約が入っていなかったというのもあるかな。人の少ない静かなキャンパスで、ゆっくり対応してもらえました。

わが家は今回、オンラインではなく対面での面談を選びました。なぜこの35℃超えの猛暑日が続くなかわざわざキャンパスまで行こうと思ったかというと……。三者面談ついでに、キャンパスのある駅の周辺を散策できたらなぁと思ったからです(ランチとか催事とかデパ地下とか)。

というのも、キャンパスがある街はわが家の生活圏内じゃないんです。思い返すと小さい頃に子ども向けのイベントで何回か行ったかな~という程度で、キャンパスのまわりの土地勘がまったくないんですよね。

例えばうちの子、キャンパスで先輩に「すぐそこのファミレスでバイトしてるよ。ほら、花屋の横の道を入ったところの」とか言われたりすることがあって。けどうちの子にしてみたら、そもそも目印である花屋が分からないわけで……。常識のように話される建物やお店を、自分だけが知らないという事態が発生したりもしているらしく。

ちなみに逆もまたしかりで、わが家の生活圏内の地名を言ってもまったく伝わらなかったりして。どうやら周りからは、ものすご~く遠くから来ている子と思われているらしいです(笑)。

 

スライド説明しながら進行

担当メンターさんは生徒それぞれに資料を準備してくださっていたようで、面談はモニターにスライドの内容を映し出しながら進行しました。これまでに授業で行ったことや、制作したものの説明など。わが子が他の生徒に混ざって話し合いに参加しているような写真も……。普段のキャンパスでの活動の様子は、親は見られないのでありがたいですね。

メンターさんじゃなくて学園側が準備したようなスライドもありました。その辺はメンターさんもさらっと読み上げる程度だったし、資料が多すぎてちゃんと覚えてないです。けど下半期に新たに出てくる授業の説明とか、英語や数学系カリキュラムの免除規定とか? そういうのはゆっくり読みたいからデータで欲しい……。モニターを直接スマホで撮らせてほしいって言おうかと思ったんですが、配布しないなら社外秘なのかもなぁと思って遠慮しておきました。

最後は卒業後の進路についての話になりました。学校としては高1時点からオープンキャンパスなどに積極的に参加してほしいそうです。メンターさんにちょっと詳しく突っ込んでみたら、「このキャンパスからだとこの大学とかこの大学とかがわりと人気です」と近場の大学を実名で挙げてくれました。通学コースやインターン等での実績をアピールして、総合型選抜で合格をもらいやすいのだろうと思われます。そういうキャンパスならではの情報もポロっと聞けたりしたので面白かったです。

 

メンターさんの傾向と適性

 

 

N高通学コースのキャンパスは、ここ2~3年ほどで一気に数を増やしました。それに伴いキャンパスに関わるスタッフも大量採用されています。

なかでもメンターさんは日々のカリキュラムを進行するほか、レポートの進み具合を把握したりちょっとした相談に応じたりもしてくれる、キャンパスの中心的な存在。年度初めの自己紹介をお聞きしたかぎりでは、大手塾や私立学校などどこかしらで子どもを教えてきた教育業界でのキャリアがある中途採用の方ばかりでした。角川の権威とブランドはさすがというか……。急ごしらえでキャンパスを増やしたといっても、それなりの質が担保されているとは思います(偉そうですんません)。生徒には丁寧語で接する決まりがあるらしく、どなたも物腰が柔らかくスマートな印象

わが子の担当メンターさんも優しく穏やかで、生徒が話し出そうとすると微笑みながら出てくる言葉を待ってくれている感じでした。ただ他の子からは「あのメンターさんは厳しい」という評価も聞くことがあるそうで……。多分きちんと相手を見て、少々調子に乗ってる感じの子にはガツンと言える人なんでしょう。高校生くらいの年頃の子どもたちの接し方には慣れているんだろうなぁと、うちの子の話を聞いていて思ってました。

N高グループは生徒数も多ければ、働き手として関わる人もめちゃくちゃ多いことでしょう。多数のスタッフが歯車になって、分業で組織を動かしていることが想像されます。だからキャンパスでお見かけするメンターさんたちにしても、いかにも大手企業の社員ぽいというか。本部から下りてくる指令を言われたままに遂行する組織耐性も必要になるんだろうなと思ったり……(笑)。教育現場にたまにいる名物先生みたいな、あまり個性的で自己主張が強いタイプは採用されないのかもしれないですね。